2014年06月06日の速記問答

【2014年06月06日の速記問答】

【問】

 速記について

 私は字を書くのがあまり早くありません。

 速記ができる人がとてもうらやましいです。

 鉛筆の持ち方が悪いのか、

 早く書こうとすると、

 手がフリーズしたようにうまく動かせなくなります‥

 今から(今17歳です)鉛筆の持ち方を変えたら不便ですかね?

 正しい鉛筆の持ち方、

 そして速記のコツなどをご教授願いします。

【答】

 鉛筆は、親指と人差指と中指の三本の指でしっかり支えてください。

 指を曲げないで、自然に伸ばして書いてください。

 速記は、HP「速記の書き方」を見てください。

 「速記アンテナ」の中の「速記の書き方」を見てください。

 私は、長年、シャープペンシルで速記を書いてきました。

 しかし、最近は、ボールペンで速記を書くことが多くなりました。

 ボールペンの性能が向上しました。

 コンビニの100円で売っているボールペンで大丈夫です。

 速記用紙は、A4のコピー用紙を使っています。

 コピー用紙は、入手が簡単で、裏表使えて、経済的です。

 速記は、速く書こうとしないで、

 落ち着いて、丁寧に、正確に書くようにしてください。

 速記は、基本文字だけなら、1日で覚えることができます。

 速記にも、「英数国理社」というのがあります。

 「英」は英語の「英」です。「ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ」

 「数」は数字の「数」です。「0123456789」「10、100、1000、万、億、兆」

 「国」は国語の「国」です。「あいうえお」「はひふへほ」「ばびぶべぼ」「ぱぴぷぺぽ」

 「理」は方位です。「北北東、北東、東北東、東、東南東、南東、南南東、南」

 「社」は「しゃ、しゅ、しょ」の「しゃ」です。「きゃ、きゅ、きょ」「きゃあ、きゅう、きょう」

 これらの文字や音に対応する速記文字を覚えて、発音されるままに1音1音忠実に書き取っていくのです。

 1か月も練習すれば、ひらがなやカタカナで書くよりも、3倍速く書き取ることができるようになります。

 練習を積み重ねていけば、人の話を瞬時に書き取ることができるようになります。

 録音機がなくても、ボールペンとコピー用紙とクリップがあれば、人の話が書き取れるようになるのです。

 書くことが億劫ではなくなります。

 さっと何でも書き取れるようになるので、書き取りに時間がかからず、

 人の話をじっくりと聞くことができるようになります。